专利摘要:

公开号:WO1991014533A1
申请号:PCT/JP1991/000279
申请日:1991-03-01
公开日:1991-10-03
发明作者:Yoshitaka Aoyama
申请人:Yoshitaka Aoyama;
IPC主号:B25B11-00
专利说明:
[0001] 明細書 部品供給ロッ ド 技術分野
[0002] この発明は、 先端部に磁力で部品を吸着して所定個所に供給する 部品供給ロッ ドに関し、 特に部品自体および部品供給先の相手方部 材が鉄などの磁性体製である場合に適している。 背景技術
[0003] 説明の便宜上、 最初に添付図面を参照して従来例を説明すると、 第 3 2図はマグネッ トタイブの従来例を示す立断面図、 第 3 3図は 電磁タイブの従来例を示す立断面図である。
[0004] 第 3 2図に示されるように先端部に部品吸着用のマグネッ ト 6を 配置した供給ロッ ド 4は知られている。 こ こで扱われている部品は 軸部 1 と頭部 2からなる鉄製のボルト 3であり、 マグネッ ト片 (永 久磁石) 6の磁力で供給口 ッ ド 4の端面 5 に吸着保持される。 供給 ロ ッ ド 4は、 中空軸 7 と、 その内部に進退可能な状態で挿入されて いるイ ンナ軸 8から構成され、 イ ンナ軸 8の端部には、 N極面また は S極面のいずれかが端面 5の一部を形成するような向きでマグネ ッ ト片 6を埋設してある。 供給ロ ッ ド 4の中空軸 7およびイ ンナ軸 8はいずれもステン レス材のような非磁性体で作られている。 ボル ト 3を強磁性体である鉄板 9の孔 1 0内へ供給するため、 供給口 ッ ド 4は、 端面 5にボルト 3をその頭部 2にて保持したまま、 孔 1 0 へ向かって斜め下方に進出する。 軸部 1の先端が孔 1 0の間近まで く ると供給ロ ッ ド 4の進出は停止し、 次いでインナ軸 8だけが強制 的に後退させられる。 その結果、 ボルトの頭部 2が中空軸 7の端部 に引っ掛かつたままマグネッ ト片 6が頭部 2から離隔するので、 頭 部 2に対する吸引磁力が消滅し、 ポルト 3は軸部 1 の先端から孔 1 0内へ落ち込むようにしてはま り込んでゆく という ものである。 第 3 3図に示されるように先端部に部品吸着用の磁性体を配置し た電磁式部品供給口ッ ド 5 0 も知られている。 供給ロッ ド 5 0 自体 は磁性体で作られており、 励磁コィル 5 5を貫通し、 エアシリ ンダ 6 4のピス ト ンロ ッ ド 6 6 と連結している。 ボルト 3は、 励磁コィ ル 5 5で磁化された供給口 ッ ド 5 0の先端に頭部 2にて吸着保持さ れる。 ボルト 3を強磁性体である鉄板 9の孔 1 0内へ供給するため 、 供給ロ ッ ド 5 0が励磁コイル 5 5で磁化されたままエアシリ ンダ 6 4の作動で斜め下方へ進出する。 軸部 1の先端が孔 1 0の間近ま でく ると供給ロ ッ ド 5 0が停止し、 次いで励磁コイル 5 5への通電 が停止する。 この場合、 残留磁気を除去するために逆電流をかける , この結果、 ボル ト 3の吸着保持が解除されるので、 ボル ト 3は軸部 1の先端部から孔 1 0内へ落ち込むようにしてはま り込んでゆく と いう ものである。
[0005] 述べたような従来技術であると、 ボルト 3が鉄製であることから 磁力線 1 1 (第 3 2図) はボル ト 3の中を高密度で通過し、 したが つて、 軸部 1 の先端も強い磁力を有している。 このため、 軸部 1の 先端が鉄板 9の間近まで進出してく ると、 第 3 2図および第 3 3図 に想像線で示されるように、 軸部 1の先端が振れて鉄板 9の方へ吸 着してゆく現象が生じ、 ボルト 3の頭部 2 と供給ロ ッ ドの端面 5 と の間に隙間が生じたり、 供給ロ ッ ド 4、 5 0全体がわずかに揺動し たり して、 軸部 1の先端が孔 1 0の周辺の表面に接触する。 この状 態でボル ト 3 に対する吸引磁力が消滅させられると、 ボル ト 3は想 像線で示される状態から任意の方向に倒れることとなり、 孔 1 0内 への挿入は不可能となる。 あるいは、 軸部 1 の先端が孔 1 0内へわ ずかに入ったところで消磁するようにしたと しても、 消磁するまで に軸部 1 のね じの谷部に孔 1 0のエツ ジがかみ込んでひっかかって しま う と、 そのようなひっかかりのままボル ト 3は傾斜してその場 に止ま ってしまい、 結局前述と同様に孔 1 0内への揷入が不可能と なる。 発明の開示
[0006] この発明は上述のような問題を解消するものであり、 供給ロ ッ ド の先端部に部品吸着用のマグネッ トを配置したマグネッ トタイプと . 励磁コィルによる磁力で供給口 ッ ドの先端に部品を吸着する電磁夕 イブとを含む。
[0007] この発明のひとつの態様は、 マグネッ トタイプにおいて、 マグネ ッ ト片の N、 S両極面以外の外側面に部品を対応させるように構成 している。 N極から S極への磁力線がマグネッ ト外側面に近い側の 部品の部分を集中的に通過し、 したがつて部品の先端付近において は磁力線の通過がほとんどなく 、 その付近には吸着磁力が発生しな い o
[0008] この発明のもうひとつの態様は、 マグネッ ト夕イブにおいて、 マ グネッ ト片の N、 S両極を供給ロ ッ ドの軸線方向に配置し、 磁性材 料製のヨークを供給ロッ ドの軸線方向に、 マグネッ 卜との間に間隔 をおいて供給ロッ ドに取り付けている。 N極から S極への磁力線が ヨーク内を高密度で分布し、 それが部品の一部分を集中的に通過し したがつて部品の先端付近においては磁力線の通過がほとんどなく その付近には吸着磁力が発生しない。
[0009] この発明の別の態様は、 電磁タイプにおいて、 供給ロ ッ ドの先端 部に N極の磁性体と S極の磁性体が配置されている。 N極の磁性体 から S極への磁性体へ向かう磁力線が部品の端部たとえば頭部 2だ けを集中的に通過し、 したがって部品の先端付近においては磁力線 の通過がほとんどなく、 その付近には吸着磁力が発生しない。
[0010] この発明のさらに別の態様は、 電磁タイプにおいて、 励磁コイル で励磁される鉄心を供給口 ッ ドの先端部に配置し、 その N、 S両極 面以外の外側面が部品に対応するようにしている。 N極から S極へ の磁力線が鉄心の外側面に近い個所の部品の部分を集中的に通過し. したがって部品の先端付近においては磁力線の通過がなく その付近 には磁力が発生しない。
[0011] この発明のこれらの、 および、 その他の特徴は、 添付図面に従つ て進める以下の記述から一層明瞭になろう。 図面の簡単な説明
[0012] 第 1図はマグネッ トタイブの実施例を示す立断面図 ;
[0013] 第 2図および第 3図はマグネッ ト片の斜視図 ;
[0014] 第 4図は第 1図の実施例の原理を説明するための略図 ;
[0015] 第 5図は第 1図の供給ロ ッ ドの改変例を示す部分断面図 ; 第 6図は別のマグネッ トタイブの実施例を示す第 1図と同様の立 断面図 ; 第 7図は第 6図の実施例の原理を説明するための略図 ; 第 8図は第 7図の A— A断面図 ;
[0016] 第 9図および第 1 0図はマグネッ ト片の斜視図 ;
[0017] 第 1 1図は第 6図の供給ロッ ドの改変例を示す部分断面図 ; 第 1 2図はヨーク とマグネッ トのュニッ トを示す斜視図 ; 第 1 3図は部品供給装置の立断面図
[0018] 第 1 4図は第 1 3図の B— B断面図
[0019] 第 1 5図は供給ロッ ドの端面斜視図
[0020] 第 1 6図は供給ロッ ドの改変例を示す部分断面図 ;
[0021] 第 1 7図はナツ ト供給に適用する場合を示す断面図 ; 第 1 8図はボッ クスレンチに適用した場合を示す断面図 ; 第 1 9図は引き込みタイプの供給ロッ ドを示す立断面図 ; 第 2 0図は電磁タイプの実施例を示す立断面図 ;
[0022] 第 2 1図は第 2 0図の C一 C断面図 ;
[0023] 第 2 2図は第 2 0図の供給ロッ ドの部分拡大図 ;
[0024] 第 2 3図は第 2 0図の供給ロッ ドの改変例を示す立断面図 ; 第 2 4図は第 2 3図の供給ロッ ドの改変例を示す立面図 ; 第 2 5図は第 2 4図の D— D断面図 ;
[0025] 第 2 6図は第 2 0図の供給口ッ ドの改変例を示す断面図 ; 第 2 7図は第 2 6図の E— E断面図 ;
[0026] 第 2 8図は改変例を示す第 2 7図と同様の断面図 ;
[0027] 第 2 9図は別の電磁タイブの改変例を示す立面図 ;
[0028] 第 3 0図は第 2 9図の供給ロッ ドの部分拡大断面図 ; 第 3 1図は第 3 0図の F矢視図 ;
[0029] 第 3 2図はマグネッ トタイプの従来例を示す立面図 ; 第 3 3図は電磁タイプの従来例を示す立面図である。 発明を実施するための最良の形態
[0030] 以下の記述において、 上で既に説明した第 3 2図および第 3 3図 の従来例におけると実質的に同様の機能を果たす部品ないし部分に ついては、 同じ参照数字を付して詳細な説明は省略してある。
[0031] まず、 マグネッ トタイプの具体例である第 1図に示される部品供 給ロッ ド 4は、 マグネッ ト片 6の向きを除く と第 3 2図に関連して 既述した従来例とほぼ同じである。 マグネッ ト片 6は、 N、 S両極 面以外の外側面 6 ' が部品と対応するような向きに配置されている , マグネッ ト片 6は第 2図に示されるような円形、 第 3図に示される ような角形など種々形態とすることができる。 第 4図に従って原理 的に説明すると、 マグネッ ト片 6の N極面および S極面以外の外側 面 6 ' に鉄製の部品つま り この場合ボルト 3の頭部 2を吸着させる こ とを原則と している。 こ うすることにより、 磁石の特性として磁 力線 1 1 は頭部 2を集中的に高密度で通過、 すなわち、 外側面 6 ' に近い側に集中的となるので、 軸部 1 の先端部には磁力が生じない か、 生じたと しても問題にならない程度である。 したがって、 第 1 図の実施例におけるマグネッ ト片 6は第 4図と同様な向きに配置し てある。
[0032] 第 5図に示される改変例では、 鉄板製のヨーク 1 3、 1 4をマグ ネッ ト 6の N、 S両極面に密着させるとと もに、 イ ンナ軸 8の先端 には非磁性体であるステン レス板 1 5 によってカバーがされている, こ うすることによって、 ヨークの磁束集中化作用が生じ、 吸着力を 高めるこ とが可能となり、 部品の先端部には実質的に磁力を生じさ せないようにしている。
[0033] このように、 部品自体が鉄製、 供給先の部材も鉄製である場合に おいて、 マグネッ ト片に生じている磁力線の通過形態と部品の関連 性に注目 して、 マグネッ ト片の N、 S両極面以外の外側面を部品に 対応させるようにしたから、 部品の先端部には吸引磁力がないため に、 部品は鉄製の相手方部材に対して正確に到達させられ、 きわめ て正確な部品供給が果たせる。
[0034] 第 6図に示される実施例は、 マグネ ッ ト片 6の N、 S両極を供給 ロ ッ ド 4の軸線方向に配置し、 磁性材料製のヨーク 1 2を供給口ッ ド 4の軸線方向にマグネッ ト片 6 との間に間隔をあけて取り付けた ものである。 第 7図および第 8図に従って原理的に説明すると、 第 7図の上下方向が供給ロ ッ ドの軸線方向であり、 マグネッ ト片 6の N極と S極はこの軸線方向に配置されている。 鉄のような磁性材料 製のカ ップ状をしたヨーク 1 2がこれも同様に前記軸線方向に配置 され、 その内側には空間 1 3をおいてマグネッ ト 6が取り付けられ ている。 このようにすることにより、 マグネッ ト片 6の磁力線 1 1 はヨーク 1 2の内部を集中的に高密度で通過し、 図示のように吸着 されているボル ト 3 に対してはその頭部 2を通過するこ ととなり、 軸部 1 の先端部には磁力が生じないか、 または生じたと しても問題 にならない程度である。 第 6図のように供給ロッ ド 4にマグネッ ト 片 6を組み付けるときには、 第 7図および第 8図に示されるように ュニッ ト化されたマグネッ ト片 6 とヨーク 1 2を供給ロ ッ ド 4の先 端部に固定し、 N極、 S極が供給ロッ ド 4の軸線方向と合致する向 きに配置する。 なお、 マグネッ ト片 6は第 9図および第 1 0図に例 示されているような円柱形、 角柱形その他種々の形態とするこ とが できる。
[0035] 第 1 1図に示される改変例では、 ヨーク 1 2は前述のようなカツ ブ伏ではなく て中空円筒状であり、 ステンレス板 1 5によってカバ 一がされている。 また、 第 1 2図に示される改変例では、 ヨーク 1 2は鉄板をコ字型に曲げて形成されており、 マグネッ ト片 6 とョ ーク 1 2 との間に空間 1 3がある。 第 6〜 8、 1 1、 1 2図におけ る空間 1 3には樹脂などの非磁性体を充塡すること もできる。 なお. マグネッ ト片 6の固定には接着など適宜な手段を用いればよい。
[0036] 第 1 3図は、 第 1図または第 6図の実施例の供給口ッ ド 4を組み 込んだ部品供給装置 3 0を示す。 なお、 こ こでは第 6図の実施例の 供給ロ ッ ドを用いた場合におけるヨーク 1 2や空間 1 3の図示は省 略してある。 供給口ッ ド 4は外筒 1 6内に収容され、 外筒 1 6 に連 結されたエアシリ ンダ 1 7のビス トンロッ ド 1 8が供給ロ ッ ド 4の 中空軸 7 に結合されている。 中空軸 7にはス トローク方向に長孔 1 9があけられ、 ィ ンナ軸 8に固定した規制ピン 2 0が長孔 1 9を 通過して外部に突出している。 中空軸 7内にはコイルスプリ ング 2 1が収容され、 その張力によって規制ピン 2 0が長孔 1 9の下端 に当たっている。 外筒 1 6の下方の側面にはエアーシリ ンダ 2 2が 固定され、 そのビス ト ンロ ッ ド 2 3には係止片 2 4が取り付けられ, 外筒 1 6 にス トローク方向にあけた長孔 2 5を係止片 2 4が貫通し て外筒 1 6内に突出している。 供給口ッ ド 4が所定ス ト ロ一クを前 進したときには、 規制ピン 2 0が係止片 2 4の直前までく るように 両者の相対位置が設定してある。 外筒 1 6の下端には部品供給管 2 6が溶接してあり、 こ こでの部品がボル ト 3であるので第 1 4図 のような首吊り上で滑動してきて供給ロッ ド 4の先端部にてマグネ ッ ト 6 による吸着保持がなされるのである。 供給口 ッ ド 4の先端部 は第 1 5図からよく理解できるように凹所が形成されており、 ス ト ッパ片 2 7 と、 互いに向かいあった壁部材 2 8 とで、 参照数字 2 9 で指す部分が部品通過用に開放したほぼコ字型の枠を形作っている エアシリ ンダ 1 7の出力で供給ロ ッ ド 4全体が進出して所定の個所 に停止すると、 それに引き続いて係止片 2 4がエアシリ ンダ 2 2に よって引き上げられ、 これによつてイ ンナ軸 8だけが後退し、 マグ ネ ッ ト 6が頭部 2から遠ざかるのでボル ト 3は供給ロ ッ ド 4の先端 部から落下してゆく のである。
[0037] 第 1 6図はマグネッ ト片 6をス トツパ片 2 7の外側に配置した改 変例を示しており、 鉄製の力 ッブ型をしたヨーク 3 1が摺動片 3 3 にはめ込んである。 摺動片 3 3の一部は中空軸 7にス ト ローク方向 にあけた長孔 3 4を経てィ ンナ軸 8に衝合させてあり、 外からねじ 込んだボルト 3 5で摺動片 3 3 とイ ンナ軸 8 との一体化が図られて いる。 ボルト 3の頭部 2の右端近くが第 4図または第 7図のような 原理で吸着されているので軸部 1 の先端には磁力が発生していない, そ して、 イ ンナ軸 8を引き上げると第 1 3図の場合と同様にして、 ボルト 3の落下がなされるのである。
[0038] 供給ロ ッ ド 4は第 1 7図に示されるように溶着用の突起 3 6を有 するブロ ジヱク シヨ ンナツ ト 3 7を鋼板 3 8上へ供給する場合にも 使用することができる。 鋼板 3 8は固定電極 3 9の上に載置されて いる。 この場合も第 6図に示される供給口 ッ ドを用いるこ ともでき るが、 第 1 7図では第 6図の実施例におけるヨークや空間の図示は 省略してある。
[0039] 供給ロ ッ ドは第 1 8図に示されるようにボックスレンチに応用す ること もでき、 この場合、 回転軸 4 0に頭部 4 1が結合されており 頭部 4 1 にあけた角孔 4 2の上面側にマグネッ ト片 6を第 1図また は第 6図のような形態で設置したものである。
[0040] 以上に述べた供給ロッ ドは部品を保持して目的個所へ送り届ける 形式のものであるが、 第 1 9図に示される供給口 ッ ドは孔 1 0に入 つてきたボル ト 3を引き込む引き込み形式のものである。 基台 4 3 上にプロジヱク ショ ン溶接用の固定電極 4 4が据え付けてあり、 そ の上に孔 1 0を有する鉄板 9が載置してある。 固定電極 4 4にはガ ィ ド孔 4 5が設けられ、 その中に供給口ッ ド 4 (前述の実施例のィ ンナ軸 8 と同様なもの) が進退可能な状態で挿入されており、 基台 4 3の下側に配置したエアシリ ンダ 4 6の出力で供給ロ ッ ド 4が進 退をするようになっている。 この供給ロッ ド 4に組み込まれている マグネッ ト片 6は、 第 6図の実施例についてはヨーク 1 2や空間 1 3なども含めて、 第 1図または第 6図のものと全く 同じである。 なお、 可動電極 4 7が固定電極 4 4と同軸上に配置してある。 ボル ト 3の軸部 1 はその先端部だけに磁束が集中しているので、 軸部 1 が孔 1 0を通過するときには鉄板 9に磁力的に吸着するような現象 がなく 、 スムーズな引き込みが可能となる。
[0041] このように、 部品自体が鉄製、 供給先の部材も鉄製である場合に おいて、 マグネッ ト片からヨークに向かって形成される磁力線の通 過形態と部品の関連性に注目 したものであるから、 第 4図または第 7図に従って説明したように部品の先端部には吸引磁力がないため に、 部品は鉄製の相手方部材に対して正確に到達させられ、 きわめ て正確な部品供給が果たせる。
[0042] 次に、 電磁タイブの実施例について述べる。 供給口 ッ ドの先端部に部品吸着用の磁性体を配置した第 2 0図の 実施例について説明すると、 供給ロッ ド 5 0は中軸 5 1 とそれを収 容している外管 5 2から構成されており、 両者は鉄のような磁性体 で作られていて、 一定間隔を保っために非磁性体、 たとえばプラス チック材 5 3が両者間に充塡してある。 供給ロッ ド 5 0の断面は第 2 1図に示されるように円形である。 中軸 5 1を N極に、 外管 5 2 を S極とするために、 励磁部 5 4が供給ロ ッ ド 5 0に接続してある, これは環状の励磁コイル 5 5 とそれを収容している鉄心 5 6 と、 供 給ロ ッ ド 5 0 と一体性をもたせるための接手管 5 7から主に構成さ れている。 鉄心 5 6は、 励磁コイル 5 5内を貫通している N極鉄心
[0043] 5 8 と励磁コイル 5 5を収容している容器状の S極鉄心 5 9 とを図 示のように一体的に有しており、 供給ロッ ド 5 0の上端部において 中軸 5 1 は N極鉄心 5 8 と対向し、 外管 5 2は S極鉄心 5 9 と対向 している。 図示の場合は、 この対向部にわずかな隙間が設けられて いるが、 隙間をゼロにしてもよい。 接手管 5 7は、 鉄心 5 6を収容 する大径部 6 0 と供給ロ ッ ド 5 0の嵌入を受ける小径部 6 1から構 成されており、 固定ボル ト 6 2、 6 3 によって一体化が図られてい エアシリ ンダ 6 4は静止部材 6 5にしつかり と固定されており、 そのピス トンロッ ド 6 6はフラ ンジ 6 7に溶接され、 固定ボル ト
[0044] 6 8を用いてフラ ンジ 6 7が鉄心 5 6 に固定してある。 なお、 励磁 コイル 5 5 もエアシリ ンダ 6 4の出力で進退するが、 それを許容す る伸縮自在のコイル状の電線は図示を省略してある。 これはすべて の電磁夕イブの供給ロッ ドにおいて同様である。 また、 ピス ト ン口 ッ ド 6 6 、 フラ ンジ 6 7、 接手管 5 7、 固定ボル ト 6 2、 6 3、 6 8などは非磁性体であるステンレス鋼などで作り、 磁束流が乱れ ないようにしておく必要がある。
[0045] 次に作動について説明する。 励磁コイル 5 5に通電されると、 鉄 心 5 6 に生じる極性はそのまま中軸 5 1 と外管 5 2 に伝えられ、 供 耠ロ ッ ド 5 0の先端に吸着されているボル ト 3に対しては第 2 2図 に示されるような磁力線が生じる。 すなわち、 N極である中軸 5 1 から S極である外管 5 2 に向かう磁力線は、 磁性体である頭部 2を 矢線図示のようにできるだけ最短距離をとるので、 軸部 1 には磁力 線が存在せず、 したがって、 その先端部には全く磁力が生じていな い状態となる。
[0046] 第 2 3図の改変例は、 供給ロッ ド 5 0の内部に励磁コイル 5 5を 収容したもので、 中軸 5 1 と外管 5 2 との間隙をやや大き く設定し. そこに励磁コイル 5 5が配置されている。 供給ロッ ド 5 0の断面は 第 2 5図に示されるように円形で、 供給ロッ ド 5 0の上端には磁性 材料製の継鉄 6 9が溶接されており、 そこにピス ト ンロ ッ ド 6 6 も 溶接されている。 この場合の作用は第 2 2図に関連して既述したの と同様である。
[0047] 第 2 5図は、 第 2 3図の供給ロ ッ ドを大幅に短縮した改変例を示 している。
[0048] 第 2 6図の改変例について説明すると、 供給口ッ ド 5 0は細長い 2本の鉄板 7 0、 7 1を平行な状態で対向させ、 両鉄板を一体化さ せるために非磁性体製の間材 7 2を配置したものである。 図示の場 合は間材 7 2をブラスチッ ク材で作ってあり、 両鉄板 7 0、 7 1 は 間材 7 2に接着してある。 第 2 7図から明らかなように、 励磁コィ ノレ 5 5を貫通している鉄心 7 3 に継鉄 7 4、 7 5を接続し、 両継鉄 に鉄板 7 0、 7 1がわずかな間隙をおいて対向させてある。 こ うす るこ とによって、 一方の鉄板 7 0または 7 1が N極となり、 他方の 鉄板 7 1 または 7 0が S極となるので、 ボル ト 3の頭部 2 には第 2 6図に矢印で示されるように最短距離の磁力線が形成され、 軸部 1 の先端には磁力が生じないこととなる。 なお、 供給ロ ッ ド 5 0は 第 2 6図に示されるように部品を水平方向に送り出して孔 (図示し ていない) の中に挿入するような場合にも採用することができる。
[0049] 第 2 8図に示されるように、 継鉄を使わないで鉄心 7 3だけで両 鉄板 7 0、 7 1 に極性を付与すること もできる。 鉄心 7 3は角張つ た C字型になっている。 なお、 第 2 7図、 第 2 8図ともに励磁コィ ル 5 5は静止部材に固定されているが、 供給ロッ ド 5 0 と一体にな つて進退するようにするこ とも可能である。
[0050] このように、 部品自体が鉄製、 供給先の部材も鉄製である場合に おいて、 励磁コイルによって吸着力を確保し、 供給ロ ッ ド先端部の N極の磁性体から S極の磁性体に向かって形成される磁力線の通過 形態と部品の関連性に注目 したものであるから、 第 2 2図や第 2 6 図に従って説明したように部品の先端部には吸引磁力がなく 、 部 は鉄製の相手方部材に対して正確に到達させられ、 きわめて正確な 部品供給が果たせる。
[0051] 次に供給口 ッ ドの先端部に励磁コイルで磁化される鉄心を配置し た第 2 9図〜第 3 1 図の実施例について説明すると、 供給ロッ ド 5 0はエアシリ ンダ 6 4のビス ト ンロ ッ ド 6 6に連結されていて進 退動作をするようになつている。 供給ロッ ド 5 0の先端部には、 電 磁石ュニッ ト 7 6がブラケッ ト 7 7を介して固定されている。 電磁 石ュニッ ト 7 6は、 励磁コイル 5 5 とその内側を貫通している鉄心 7 3 と励磁コイル 5 5を包み込むようにして収容しているケース状 の継鉄 Ί 8から構成されている。 鉄心 7 3の極性は第 3 0図に現わ れている両端がそれぞれ N極と S極であり、 両極面以外の外側面 7 9がボル ト 3の頭部 2に対応している。 頭部 2の上面との密着を図 るために、 こ こでは鉄心 7 3が第 3 0図、 第 3 1図から明らかなよ うに角型断面とされ、 外側面 7 9が平面になつている。 所要の磁力 線を得るために、 電磁石ュニッ ト 7 6の近く にある部材、 すなわち 供給口 ッ ド 5 0、 ブラケッ ト 7 7などは非磁性体であるステンレス 鋼などで作るのが適当である。
[0052] 次に作動について説明する。 励磁コイル 5 5に通電されていると ころへボルト 3が、 図示していないボルト供給通路から送られてき て、 頭部 2が外側面 7 9 と継鉄 7 8に密着すると、 磁力線は N極か ら頭部 2、 継鉄 7 8を経て S極に至る形態となる (第 3 0図) 。 参 照数字 8 0は磁束流を示している。 したがって、 ボルト 3 に対する 吸着力はこのような磁力線によって確保され、 他方、 軸部 1の側で は磁力線が存在しないこ とになる。 この状態で供給口 ッ ド 5 0が進 出して、 軸部 1が第 3 3図に示されるような孔 1 0の直前または少 し進入した位置にく ると供給口 ッ ド 5 0は停止し、 これとほぼ同時 に励磁コイル 5 5への通電を停止することにより、 頭部 2への吸着 力が消滅するので、 ボル ト 3は孔 1 0内へ落ち込んでゆく 。
[0053] なお、 励磁コイル 5 5に対する電線は図示していないが、 たとえ ばコイル状の伸縮自在なものを使用すればよく、 また、 この供給口 ッ ド 5 0は水平方向や上方向に部品を供給する場合であっても有効 に実施するこ とができる。
[0054] このように、 励磁コイルで励磁される鉄心と部品の対応が、 N極、 S極以外の外側面によってなされるので、 N極から S極への磁力線 が鉄心の外側面に近い個所の部品の部分を集中的に通過し、 したが つて部品の先端付近においては磁力線の通過がなく 、 その付近には 磁力が発生しない。 このような現象によって部品の方から相手方部 材に吸着していく といった従来例のような異常な状態を完全に回避 するこ とができる。
权利要求:
Claims6 特許請求の範囲
1 . 供給ロッ ドの先端部に部品吸着用のマグネ ッ トを配 置した形式のものにおいて、 マグネッ ト片の N、 S両極面以外の外 側面に部品を対応させるように構成したこ とを特徵とするマグネッ ト式部品供給口ッ ド。
2 . 供給ロッ ドの先端部に部品吸着用のマグネッ トを配 置した形式のものにおいて、 マグネッ ト片の N、 S両極が供給ロッ ドの軸線方向に配置されており、 磁性材料製のヨークが供給口 ッ ド の軸線方向にマグネッ ト と空間をおいて供給口ッ ドに取り付けられ ているこ とを特徵とするマグネッ ト式部品供給ロ ッ ド。
3 . 励磁コイルによる磁力で供給ロッ ドの先端に部品を 吸着する形式のものにおいて、 供給ロ ッ ドの先端部に N極の磁性体 と S極の磁性体が設置されていることを特徵とする電磁式部品供給 口 ッ 卜。
4 . 励磁コイルによる磁力によって供給ロッ ドの先端部 に部品を吸着する形式のものにおいて、 励磁コイルで励磁される鉄 心を供給ロッ ドの先端部に配置し、 その N、 S両極以外の外側面が 部品に対応するように構成したこ とを特徵とする電磁式部品供給口 ッ 卜 α
类似技术:
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同族专利:
公开号 | 公开日
EP0478782A1|1992-04-08|
EP0478782A4|1992-10-21|
引用文献:
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法律状态:
1991-10-03| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE GB KR SE US |
1991-10-03| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU NL SE |
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1992-04-08| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1991904795 Country of ref document: EP |
1992-12-29| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1991904795 Country of ref document: EP |
1993-01-21| REG| Reference to national code|Ref country code: DE Ref legal event code: 8642 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP2078272A|JPH0714579B2|1990-03-26|1990-03-26|マグネット式のボルト用供給ロツド|
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